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.・米株相場の急伸を好感、前場、上げ幅を170円超まで拡大する場面があったが、節目の1万円を前に戻り待ちや利益確定の売が目立ち、大引けにかけ急速な伸び悩み。(TOPIX)も小反発872.44△1.77。
・(G20)で、景気刺激策の継続で合意したことを受け、金融緩和策の長期化観測から短期資金の買い。朝方は、CTA(商品投資顧問)よる買いや、先物への売り方の買い戻しが弾み。
大手銀行株に買い戻しが膨らんだほか、ファストリなど日経寄与度が高い一部銘柄へ局地的な買い。
投機マネー流入要因以外、経済指標や企業業績などの好材料は見当たらず、上値は限定的。
高値警戒・円高止まり、後場はアジア株伸び悩みも手じまい売りを助長。前場、総じて高かったハイテク・自動車など輸出関連は大引けにかけて反落。
1部売買代金は概算1兆2677億円、売買高18億0517万株。1部の値上がり銘柄数854、値下がり銘柄数724、変わらず110。
三菱UFJ、野村、三井住友FG、ソフトバンク、みずほFG、ホンダが買われ、ファストリは年初来高値を更新。近畿車、スクリン、ディーエヌエ、井関農が大幅高。
トヨタ、東芝、NTTドコモ、東電が売られ、公募増資を発表したブレーキが大幅安。
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小幅5日続伸 低金利観測 ナスダック小反落
昨年10月3日以来の高値を更新。(FRB)の景気下支えへ超低金利政策維持が、引き続き下支え。
前日、大幅高の利益確定売り、赤字決算を発表した金融保証会社(モノライン)のMBIAが急落。金融株が総じて軟調、ダウもマイナス圏で推移。
ナスダックは4営業日ぶり反落、2.98ポイント、S&P500は7営業日ぶり反落。「ヘルスケア」・「公益」・「素材」など6業種が上昇。「金融」・「一般産業」4業種が下落。
メリルリンチとの経営統合によるコスト削減が予想より多いと、ルイス(CEO)発言が報じられ(バンカメ)が確り。
米格付け会社が米政府へ融資返済可能と伝えられ保険大手(AIG)が4%近く上昇。
一方、MBIAは26%超下落し、減益決算発表の英銀大手バークレイズの(ADR)が軟調。ボーイングやシスコシステムズ冴えず。
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